YouTubeの倍速再生

私はYouTubeを見る時、基本的に2倍速で再生している。最初は違和感があったが徐々に慣れ、倍速再生に向く場合と向かない場合があると感じるようになった。それぞれの特徴や傾向についてまとめてみたい。

倍速再生とは
倍速再生で見たい動画
倍速再生せずに見たい動画
YouTube Premium加入がオススメ
脳の活性化？
ついつい…

倍速再生とは

動画再生画面内の歯車のマークをクリックorタップすると、再生速度を選択する項目が出て来る。

この設定を何も変えない限り再生速度は標準のまま、速くも遅くもならない。再生速度を変更したい場合はその都度動画再生画面にて設定する。デフォルト設定は、ブラウザ版にしてもアプリ版にしても、今のところ無い。

最初は耳が慣れないが、そのうち慣れるはず。2倍がキツイと感じるなら1.5倍とかでもいい。

この機能はYouTube Premiumに加入していなくても使える。

倍速再生で見たい動画

2倍速再生を使うのにオススメなのは、勉強や情報収集のための動画を見る時。通勤・通学の時間に動画を視聴できる人なら日課にもなる。同じ内容を見たり聞いたりする時間が半分で済む。そしてそれが積み重なる。1時間で1時間分の内容に触れた場合と、同じ1時間でも2時間分の内容に触れた場合。その差は膨らむ一方でしかない。量が一気に増える。

インプットのための時間を短くできれば、頭を整理したり実践によるアウトプットの時間を自然に増やせる。それもまた積み重なる。

そこまで真剣に見ない場合でも、取り敢えず触れておきたい情報というものはある。その「取り敢えず」の時間を短くできれば、その後の判断までの時間も短く済む。取捨選択する対象である情報そのものに触れる時間が長過ぎるのは私には合わないようなので、そういった旨の動画も2倍速再生する。

倍速再生せずに見たい動画

エンタメ・ゲーム・スポーツ系は倍速再生せずに見たい。好きな分野ほど尚更。折角の楽しめる時間を倍速するのは、時間効率の観点だけでいえばいいのかもしれないが、流石に味気ない。心を豊かにする時間というのは、私だって人間なので欲しい。

普段基本的に2倍速にしていると、標準の1倍速でも随分ゆっくりと感じる。何なら、日常での自分の発する言葉も相手の発する言葉も遅くなったように感じることすらある。じっくり噛み締めて楽しみたいコンテンツを楽しむ余裕が、こういうところで感じられるようになる。

ゆっくり楽しむ時間と、時間効率を考える時間、両方ともあっていいと思っている。

YouTube Premium加入がオススメ

倍速再生をしてもしなくても、YouTube Premiumへの加入はYouTubeをよく見る人ならオススメ。バックグラウンド再生で音楽などを耳で聞きながら他の作業もできる。通信環境が悪い場所やデータ通信容量が多くなることに備えて事前に動画をダウンロードすることで、オフラインでも止まることなく動画鑑賞できる。何より、広告を見なくて済む。

広告収入を得ている人もいるとはいえ、折角楽しんでいる最中に広告が挟まるのは、タイミングが悪いともう野暮ったいし萎えるしで、良い事が無い。ブラウザ版ならシークバーを事前に黄色い部分までスクロールさせることで動画再生を防ぐ裏技があったが、今もそれができるのかは知らない。そんな手間をかけなくてもよくなった快適さは、知ってしまったらもう以前には戻りたくない。

いつの間にか、広告が2つ続けて再生されるようになった。途中でスキップできないものもあり、下手すると10分の動画を見るのに1分くらい要らない時間が間に挟まる。動画再生が始まる前か終わった後ならまだしも、動画途中の明らかにキリの悪いタイミングで入って来るのは萎える。そうなると、倍速再生のメリットも小さくなる。

そういったことを防げるのは本当に快適。月額だと1,180円、年額だと10,620円。YouTubeを毎日のように見る人ならオススメ。大人の事情により途中で邪魔されることなく、半分の時間で情報収集などのインプットができる、そのメリットを享受するための金額と考えたら、私の感覚ではこれでも安過ぎるくらい。

脳の活性化？

これは私が実際に倍速再生で勉強・情報系の動画を見ることで何となく感じているに過ぎない、特に科学的医学的根拠の無い感覚の話ではあるが、何となくそんな感覚がある。2倍速で聞こえてくる言葉を理解したり考えたりすることで脳が刺激されやすいのだろうか。2倍速の音声を聞くことに集中している影響もあるのだろうか。

仕事や勉強に集中している時に脳が熱くなるような感覚になることがあり、まさにそんな感じ。他の人にとってはどう表現するような感覚なのかは分からない。