Xiaomi 11Tをサブスマホとして3ヵ月使った感想

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サブスマホとしてもってこいと思って購入した、Xiaomi 11T。Proモデルの性能までは使わないと踏んで無印モデルを3ヵ月使ってみた感想をまとめてみたい。良い所もあれば、気になる所もある。サブとして見れば合格点ではあると思う。

Xiaomi 11Tとは

出典:www.mi.com

日本で発売されたのは2021年11月5日。Xiaomiは元々コスパ破壊クラスのスマホを作るメーカーで、近年日本でも市民権を得つつあるように思う。

詳細スペックについてはXiaomi公式(日本)ストアに書かれている通りで、スペックと付属品の内容にも関わらずメーカー希望小売価格が税込54,800円というのは破格。

Xiaomi 11t 仕様 | Xiaomi 公式(日本)

カメラがProモデルでも実は最新仕様ではなかったり、無印モデルはFelica非搭載だったり、質感はミドルレンジ感があったり、そういう所でコストカットされているのだろう。

大手キャリアモデルは無く、国内版はいずれもSIMフリー。家電量販店で購入することも、IIJmioなどのMVNOでMNPに伴うセット割引で購入することもできる。

Antutu Benchmark(V9.3.8)でのスコアはこの通り。性能の割に抑えめで、消費電力を制御していると思われる。

用途

主にメディア視聴。プロ野球の試合とか、YouTubeとか、アマプラとか。机の上に横置きして立てて動画を見ることが多いので、リング付きのケースを使っている。

メディア再生をダラダラ続けているとその分バッテリーもどんどん減る。メインスマホでそれをして肝心な時にバッテリーが全然残っていない、なんて事態は避けられる。それをするのは基本的に外出先。家にいる時は、なんだかんだパソコンやiPadで動画を見ることが多い。

サブ回線としてmineoを使ってみたこともあったが、結局povo2.0の180日150GBトッピングを使っている。通信が速くて、繋がりやすくて、大容量で、その割に料金が安い。バランスを考えたらこれが一番サブスマホ向けだと思った。メインスマホをテザリングに使ってバッテリーを消費してしまうことを避けられるメリットもある。

画面は6.67インチと大きく、有機ELディスプレイのリフレッシュレート120Hzなので画面表示は綺麗で滑らか。デュアルスピーカーでDolby Atmos対応なので音も良い。

「魔法のような映像体験」を謳うだけあって、メディア視聴を快適にする要素はきちんと搭載している。後は通信次第なのだが、そこが気になる点である。

良い所

外出のお供になる

通勤や退勤、休日の外出などで電車内を過ごすお供になってくれる。映像が綺麗だし、ワイヤレスイヤホンもBluetooth接続で普通に使える。昼休みには机の上に置いてメディア視聴しながら休憩できる。

また、土地勘の及ばない場所でGoogle Mapをナビゲーションとして使うこともできる。リング付きケースを着けているので手に持って歩きながらでも落としにくいし、意外とバッテリーを消費するので肝心のメインスマホの消耗をこういう所でも抑えられる。

iPadなどのタブレット端末のWi-Fi + Cellerモデルを持ち歩く選択もあるが、スマホと比べるとどうしてもデカくて重い。大きさはメリットにもデメリットにもなるが、持ち歩く分には紛失に気付ける程度には小さい方が良い。また、大きい物は取り出す動きもまた大きくなる。使う時も場所を取る。そういうバランスを考えると、外出先ではタブレットよりスマホの方が色んな場所で使いやすく、適しているのだろう。

セカンド・スペース

Xiaomiのスマホの目玉といったらこれだろう。画面ロックした状態から、指紋1つで直接セカンド・スペースを開くこともできる。

使用するデータ回線と電話番号は同じだが、まるで別のもう1つのスマホのように使える。Androidには機種次第では「ユーザー切り替え」たる機能があるが、それがもっと気軽にできる。人に見られたくない物を見ている時、パッと人に見せられる方に切り替えられるのだ。

外出先でも、セカンド・スペースを開かなければセカンド・スペース内の人に見られたくない物を見られずに済む。データは別々に管理されている。

この機能を、個人的にこっそり楽しむために使うか、悪用するか、それは使い手の良心に委ねられている。

気になる所

YouTubeの倍速再生が不安定

通常速度での再生なら問題無くても、倍速再生をすると映像がカクつくことがある。全ての動画がそうなるわけではないし、特定のチャンネルが毎回そうなるわけでもない。音声は問題無く倍速再生されても、映像の方が追い付いていない感じ。

映像がカクつく動画をダウンロードしてオフラインで倍速再生してみると、今度は何の問題も無く倍速再生できる。このことから、通信の問題であると考えられる。

同一の動画でも、倍速再生するとカクつく時はカクつくし、カクつかない時はカクつかない。倍速再生しても映像がカクつかないと思ったらいきなり映像だけ止まることもある。

ここまではアプリ版の話で、ブラウザ経由で見ると映像が倍速再生時にカクつくことは確認したことが無い。が、映像だけいきなり止まるはある。やがて自然と音声も止まる。そうなると画面をタップしても操作が効かない数十秒間が発生する。まるで解決になっていない。

倍速再生をせず通常速度で再生する分にはこういう現象は確認されないが、私は基本的に倍速再生したい。同じ時間で得られる情報の量が2倍になるから。ゲームプレイ動画やYouTubeを始める前からそもそも好きな著名人が話している動画はじっくり味わいたいので通常速度で再生するが、何かを知ることを目的に見る動画は倍速再生する方が時間を有効に使える。

私の場合外出先でのYouTube視聴は、メインスマホのPixel 5aでするのが無難だろう。

3ヵ月間の総評

先述のように気になる所があるものの、最初からサブスマホとしてしか考えていないので許容できる範囲ではあると感じている。

Xiaomi独自カスタマイズされたMIUIの使い勝手や操作感については慣れの問題。

こちらのカメラは殆ど使っていないがメインスマホのPixel 5aで撮れる写真の色合いやボケ感が感覚的にしっくり来るので、Pixel 5a本体を撮影する時でもなければ使う機会はきっと無い。

音質が良いが、人によっては音が柔らか過ぎて違和感を覚えるかもしれない。OPPO Find X3 Proでもそうだったが、サ行の発音が抜けて行きやすいような、そんな感覚はある。音そのものは心地よい。そこを許容できるなら、家の中でも外でもメディア視聴端末としての使い勝手は抜群に良いだろう。

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