Wi-Fiモデル or Cellularモデル

タブレット

タブレット端末でCellularモデルを選ぶメリットがかつてより大きくなっていると感じるので、自分の思考を改めて整理する目的も兼ねてそれぞれのメリット・デメリットを綴る。

Wi-Fiモデル

SIMカードを差せず、Wi-Fiで通信を行うのがWi-Fiモデル。

私が持っているiPad Air 4はWi-Fiモデル。購入したのは2021年5月のことで、その当時はCellularモデルを選ぶメリットは特に無いと思っていた。

実際に使ってみて、Cellularモデルが欲しくなることはあった。

メリット1:安い

安いといってもCellularモデルより数千円安いという話で、増してiPadともなると基本的に他のタブレット端末より高価。外出先にタブレット端末を持って行かない人なら使わない機能のためにわざわざお金を積まなくてもいい。

メリット2:荷物にしたくない

外出の荷物は増やしたくない。Wi-Fiモデルは持って行ってもWi-Fiに繋がないと通信できない。つまり画面が大きいことのメリットである動画鑑賞の快適さを享受するための手間が増える。スマホのテザリングを使う手もあるが、時間が長ければ長い程スマホのバッテリーが減ってしまう。それをしたくないと考えるようになる、というのが個人的な経験。

デメリット1:荷物にしにくい

これはつい先ほどの「荷物にしたくない」の言い換え。電車での移動中、会社での昼休憩時間などに動画鑑賞をする人なら、わざわざテザリングやら事前ダウンロードやらしないといけないのは手間。見たい作品をダウンロードし忘れたら、それでも帰宅する前に見たいならテザリングでデータ通信量を消費することになり、高速無制限プランを使っていない限り損した気分になりそうだ。

どうせ見るならスマホのせいぜい6インチ代よりタブレットの10インチ超の方が見やすくて快適だ。大き過ぎて逆に見づらくならない範囲内で、画面は大きい方が良い。

電車の中など身動きが限られる状況では、スマホにしてもタブレットにしても取り出してすぐ使えるようにしたい。

Cellularモデル

Wi-Fiに接続しなくても、SIMカードを使って通信できるのがCellularモデル。この機能の価値は間違いなく以前より増した。上記の内容と重複したり言い換えただけだったりするが、これもメリットとデメリットがある。

私が今からタブレット端末を新たに買うならCellularモデルにしようと思う。

メリット1:外出先で使いやすい

ダウンロードした本を読む時とかなら通信は必要無いが、見たい動画を見たい時に、最小限の手間でスマホより大きな画面で見れるのは快適だろう。

テザリングを頼る使い方を私自身実際にしてみて、正直毎回面倒だった。すぐ見たいものをすぐに見れない。画面がタブレットより小さいスマホでも毎回のその手間を省けるならスマホでいい、そう思えた。外出先での動画鑑賞が多い人ならCellularモデルは価値があるはずだ。

メリット2:通信プランの進化を享受できる

私が思うにCellularモデル一番のメリットはこれ。

基本料金無料の楽天モバイルを使う手もあるが、屋内や遮蔽物に弱い課題は改善されていない。これは他大手3キャリアと総務省による調整で決まるので楽天だけでは解決しようが無い。

そう思ってWi-Fiモデルを使っていたところ、同じく基本料金無料のpovo2.0が出て来た。月額最安1,265円のmineoパケット放題plusもあるが、通信速度の快適さはpovo2.0に分がある。povo2.0は半年以内にトッピング(通信料金の前払い)か660円の通話・SMS料金発生という条件はあるが、どうせ通信するなら実質デメリットでもない気がする。

タブレット端末にpovo2.0のSIMカードを差しておけば、たまに外に持って行く時に24時間(正確には翌日の23:59まで)データ使い放題のトッピングをすればたった330円で翌日までの快適さが手に入る。旅行の時は特にメリットが大きいだろう。タブレット端末をテザリングスポットにすることでスマホの方のデータ通信を節約することもできる。確実によく持って行くなら180日間150GBのトッピングをしてもいいし、試しに1ヵ月ということで30日間20GBのトッピングをしてもいい。たまにトッピングするだけの使い方だってできる。他の通信プランを使ってもいいがメリット・デメリットがそれぞれ変わってくるので、目的を考えて検討が必要だ。

持ち歩く通信デバイスが複数あることのメリットである棲み分けをこれだけ柔軟に図れる。問題点は強いて言えば通信費の発生の仕方が特殊であることくらいか。つくづく、povo2.0は詳しい人向けのプランだ。

デメリット1:高い

高いといってもiPadだとWi-Fiモデルと比べ数千円の差。外出先でタブレット端末での通信をよく行うなら、その数千円は使う価値のあるお金だと思う。そうではない人にとっては価値があるとまでは言い難いかもしれない。

デメリットはこれくらい。

そもそも買う?

そもそもタブレット端末を個人用に買う必要はあるのか?と疑問に思う人はいると思う。かく言う私もかつては懐疑的だった。

身も蓋もない言い方をすれば人による。私の場合、読書や動画鑑賞のため家での使い勝手の良い端末が欲しくて、iPad Air 4を買った。Apple製品は値崩れしにくいのでいざとなったら売れる。使ってて思うのだが、タブレット端末は事前に目的を定めておかないと、買っても時間を奪われるか場所を奪われるか、という事態を招く恐れがある。

また、CellularモデルにSIMカードを差して外出先で使うにしても、手間は増えなくても荷物は増えている。

私の調べだとタブレット端末は結局iPadが最強だが、その最強さはメリットにもデメリットにもなり得ることに留意したい。

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