UQ mobileを1年近くつかった感想

お金

私はガラケーを使っていた時代から振り返ると、au→docomo→softbankと3大キャリア全て利用した経験があり、現在はUQ mobileをつかっている。選んだ理由と感想を綴る。

コスパ抜群

UQ mobileはau回線を使用しているので、auの電波が繋がれば通信できる。楽天モバイルの電波は屋内や遮蔽物に弱く、またエリアの広さはdocomo、au、softbankにはまだ及ばない。大手でも格安でも、やはり3大キャリアの回線がメインになる。UQ mobileとY!mobileは正確には格安SIMではなく「サブブランド」と呼ばれる。コスパで選ぶなら結局この2つが優秀だ。

格安SIMと比べるとデータ通信容量の割に料金が高いが、その分通信速度が高く、通勤や昼休みの回線が混み合う時間帯でも快適に使える。通信に時間をかけても良い事は無い、かといって通信料が高過ぎるのも困る、といった問題をバランス良く解決してくれるのがサブブランド。

しかも、困った時はいざとなったらショップを利用することもできる。私はもう利用しないと思うが、安心材料ではある。ahamoはショップ利用が有料、povoとLINEMOはショップ利用不可。UQ mobileとY!mobileは2021年7月現在、真ん中のプランはデータ通信容量が月15GBでpovo、LINEMOより5GB少ないが、これはショップ利用もできる付加価値と思っておくと良いだろう。

私が2021年7月現在利用しているプランは「くりこしプランM」である。povoで通話オプションを付けない場合と同じ月額2.728円(税込)だが、その優秀さについて言及する。敢えて今他のプランやキャリアに乗り換える必要を感じていない。

データ繰り越し

月15GBまで高速通信(詳しくは後述)可能といっても、毎月それだけ使い切れるとは限らない。使わない分のためにお金を払うのは損した気分だ。Y!mobileも2021年8月からデータ繰り越しに対応するが、UQ mobileはとっくに対応している。私がUQ mobileを使い始めたのは2020年7月のことなので、その時点では完全に優位性があった。この恩恵が既に1年も積み重なっている。

節約モード

実はこれが、私がUQ mobileを今も使い続ける一番の理由だ。高速モード・節約モードの切り替えはアプリ(UQ ポータル)、ウィジェットでの操作で簡単にできる。私はウィジットで切り替えている。iPhoneだとホーム画面を左にスワイプした場所にしかUQ ポータルのウィジェットを配置できないが、Androidはホーム画面にも配置できるそうだ。

節約モードでは最大通信速度1Mbpsで、しかも使い放題。これはスマホの画面サイズならYouTubeを見るのに困らない(電波状況次第ではあるが)。DAZN高画質モードでも見れる。AbameTVは、画質が少し粗く感じるが、見れる。TVerは、低画質モードでもキツい。特にCMの読み込みに何分もかかる。これは流石に耐えられないので、高速通信モードで視聴する。私が阪神タイガースのホームゲームを観る時に利用する虎テレ(球団公式動画配信サービス)のアプリ版は、2020年は節約モードでも問題なく視聴できたのだが2021年になり、節約モードでは通信がよく止まるようになった。原因は分からない。高速通信モードで画質を「Mid」に抑えれば、データ通信料を抑えつつ問題なく視聴できる。

先述の方法だと、TVerは10分で0.1GB前後、虎テレは1時間で1GB前後、データ通信容量を消費する。私がスマホで動画視聴に使うアプリはその5つで、他がどうなのかは知らないが、高速通信モードが必要な状況の方が明らかに少ないので、月15GBというプランは充分過ぎる。通話の発信をしなければ月2,728円(税込み)で使えていいのかと思えるくらいコスパに優れている。

データ繰り越し機能と組み合わせると、月最大30GBも高速通信が利用できる。私は通勤中や昼休みに動画をよく見るが、外出先での高速通信は月10GBも使わずに済んでいる。持て余しているが、不足するよりは全然良い。沢山使えるのは心理的付加価値だと思っている。

テザリング

UQ mobileは追加料金なしでテザリングを利用できる。これがあれば、外出先でもタブレットやパソコンの通信ができる。

通信速度は、スマホ本体でのデータ通信同様、高速通信モード節約モードで異なる。節約モードのテザリングで、iPad Air 4でYouTubeを視聴してみたところ、画面がスマホより大きいのもあると思うが画質が粗くなった。これはパソコンで試しても同様だった。高速通信モードのテザリングなら画質が良くなったが、家庭でのWi-Fiで通信した場合に比べると安定感が下がる印象を受けた。これなら、画面が大きいスマホで節約モード通信で視聴した方が快適な気がする。

外出先などで困った時の手段にはなるが、メイン使いするものとは思えなかった。あくまで補助的な用途に留めることになると思う。データ通信とテザリングはahamo、povo、LINEMOなら別カウントだが、UQ mobileでは両方含めて月15GB以内のカウントなので注意したい。

テザリングをメイン使いしたい人は、docomoの5Gギガホプレミアというプランがデータ通信もテザリングも使い放題なのでお勧め。自分含め実際に使っている人の生の声を知らないが。

通話

通話料金については調べればすぐ分かるのでその話はしない。

私は自分から電話する相手がいないし、かかってくることも殆ど無いので通話オプションはつけていない。その分の得が毎月積み重なっているので、自分から発信した通話時間が長くなってもトータルでは補える準備はできている、と考えている。

通話品質については、電話する機会が少な過ぎるが、音質が悪いとかは感じない。

留守電オプションもつけていない。私に電話してくれる人なんて殆どいないため、こちらから折り返してもその方が結局安く済むと踏んでいる。これは自分が発信による通話を月に何分するのかを計算して決める事なので、通話機会が多い人には私の使い方は参考にならないかも。。。

注意

UQ mobileはau回線を利用なので、それに伴う注意はある。auは回線が特殊だ。

まず、スマホ本体がau回線に対応しているか。au版、国内版SIMフリーモデルなら問題なく使えるはずだが、それ以外は要注意。docomo版、softbank版のスマホはau回線のバンドにも全て対応しているとは限らない。これはdocomo、softbankでも同様の話なので、事前によく調べる必要がある。また、海外版ともなるとau回線で使おうとすること自体が考えても仕方ない。海外版スマホを日本で使いたい人は基本的にsoftbank回線一択。詳細は話すと記事をいくつも作れるくらい長いので割愛。

au回線独特の注意点は、短期間にデータ通信容量が多過ぎると通信制限がかかってしまうことだ。明確な数値が公表されていないので何とも言い難いが、高速通信を沢山使いたい人にはau回線自体が向いていない可能性が高い。料金が高くつくことを許容できるなら、docomoの5Gギガホプレミア、softbankのメリハリ無制限が良い。私はケチなので許容できない。

電話の発信をしなければくりこしプランMは月額税込2,728円で利用できるが、ユニバーサルサービス料たる料金が別途発生することも念のため触れておく。といっても月3円とか。通信網を快適に利用するための料金だ。

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