SECRID vs. 薄い財布

お金

キャッシュレスやミニマリズムと相性が良い財布は色々あるが、私が持っているのはSECRIDと薄い財布。どちらも一長一短だと、両方使ってみて感じた。両方の使用感比較を綴るので、どちらかでも購入しようとしている人の買い物の参考になれば嬉しい。

SECRID

比較対象となる2つの財布で、私が先に買ったのはSECRID。過去に記事を書いてみたりしている。

SECRIDでSuicaを使う | スノログ (talblo-writing.com)

ボタンを空けて開いてみるとこんな感じ。

過去記事にあるように、この写真でいう右側のポケットには交通系ICカードを入れるのがオススメ。そうするとちょうど背面にICカードが配置され、駅の改札を通る時など便利。しかも出し入れも簡単。

私が結局使っているのはこのSECRIDなのだが、やはり携帯性の高さが薄い財布以上なのが大きい。写真左側にはお札を入れられる場所があるし(ただし三つ折りが四つ折りしないと入らないので、いざという時用の現金として入れている)、真ん中のポケットにはカードを入れてもいいし小銭を入れてもいい。

キャッシュレスがメインで、万が一のために現金も入れられる。しかも使っていて邪魔にならない位置に。現金払いのみの店だと流石に不向きだが、私はそれが対策可能であることを思いついた。(後述)

よく使うカードはメインカード入れに入れる。5枚程度まで入る。厳選せざるを得ないが、本当によく使うカードを選んだら実はこれでも充分だと思う。メインカード入れはアルミ素材なのでスキミング対策はバッチリ。

入っている枚数が少なくても落ちそうになる心配をしなくていい作りをしているのが、薄い財布には無い強みであり安心感にも繋がる。カードの出し入れはSECRIDの方がやりやすい。

薄い財布

私の感覚的にはどちらかというと、SECRIDよりも薄い財布の方が知名度が高い気がする。

シンプルな名前の通り、この財布は薄い。カードは入れられても6枚程度が限界。現金入れの場所が確保されているが、お札が曲がる場所がどうしても真ん中から明らかにずれるのが、使っていて気になった。左4:右6、みたいになってしまう。

開いた時の右側が小銭入れ。ボタン式だがボタンを外さなくても、この写真の左側を開閉可能。慣れれば特に問題無い。

写真真ん中がカード入れ。4枚入っている状態が、カード類が落ちそうになる心配も無ければカードを出しにくくなるわけでもないバランスだと感じる。小銭入れは最大で999円入るよう計算して設計されているので、意外と余裕がある。

左側の内側に隠しスペースがあり、私はそこに財布の形を保つために固めの素材で出来ている磁器防止カードを入れている。スキミング対策でもある。

この隠しスペースに鍵を入れる人もいるらしいが、出し入れしにくい場所なので私はそうしない。

共通の不足点

どちらもキャッシュレス向けのコンパクト財布なのだが、それ故に容量は少ない。

薄い財布の方は一応鍵入れにできる場所はあるのが、鍵といっても家、自宅、車など複数ある。なので薄い財布はそこを補い切れず、SECRIDを使う場合と同じで、結局キーケースが別途必要になるのだ。

そこで私が購入したのは、印伝と呼ばれる手法を施された財布。東京駅構内にてたまたま見付け、「これだ!」と思い立って購入。鍵、お札、小銭、たまに使うカード、これらが余裕を持って入りつつ、荷物として特別邪魔にならない大きさというバランスに惹かれた。デザインが気に入ったのもあるが、中身がまさに求めていたものだった。

一万円札でも二つ折りすればチャックに絡まらずに入れられるのが嬉しい。私自身、大学生の時にレジ打ちのアルバイトをしていた。当時は現金が圧倒的多数だったので、お札がくしゃくしゃだったりしわしただったり、三つ折りや四つ折りだったりするのは店側にとって扱いにくいことは感じた。個人的には三つ折りがギリギリ許容範囲だが、二つ折りの方がずっといい。

お札を三つ折りや四つ折りでいいなら他にも選択肢は多いが、それだと店の人に優しくない。

鍵もお金も外出時に持ち歩くし、1つの入れ物にまとめるとそれぞれの場面での使い勝手が落ちる。私にとってはSECRIDとこの入れ物を使うというのが最適バランスに感じられる。

共通の敵

最近市民権を強めていると個人的に感じるのが、QRコード決済。

私はスマホのメイン回線でahamoを使っているのでdアカウントがあり、dポイントが貯まる仕組みが強制的に発生している。なのでd払いを利用可能。

d払いに限らず、QRコード決済はクレジットカードを上手く組み込むことでポイント二重取りが可能。私の場合、d払いで買い物した分の支払いは電話料金と合算払いしている。

d払いの分をクレジットカードで精算するとその分のdポイントは加算されない。

私が使う店で改めてアンテナを張ってみると、全てではないにしてもd払いできる店は多い。d払いに限らず、PayPay、au Pay、楽天Payなど様々。この記事を書き始めた2023年3月時点で私が使っているQRコード決済はd払いだけなのだが、それでも充分恩恵を受けられている。

これだけ有効な手段があると、現金どころか財布を取り出す機会すら減る。SECRIDと薄い財布にとって共通の敵は現金支払いしかできない場所ではなく、財布の中にあるカードをより活かすQRコード決済なのだ。これでは出番を減らされる。

とはいえカードも財布も持たないというのは流石にまだ現実的ではないので、SECRIDも薄い財布も、持ち歩ける入れ物としての価値はまだまだ残り続けるのかなとは思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました