OPPO Find X3 Proの発熱

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SnapDragon888とかいう、発熱しやすいと報告が相次ぐCPUを搭載している、OPPO Find X3 Pro。2週間程使って実際に発熱しやすい状況が分かってきたので、まとめてみる。購入の参考になればと思う。温度計測の方法を知らないので感じた事を書くが、自分なりに言語化してみる。

熱を持ちやすいと思っておくこと

結論から言うと発熱しやすい。今の季節が夏というのもあるのだろうが、発熱は気になるくらいにはするものだと思っている。超高性能故の弱点だ。intelも第9世代辺りから発熱しやすいと聞く。

CPUは処理をするにあたり発熱自体はする。OPPO Find X3 Proは内部の発熱を抑える構造をしているらしいが、付属ケースを付けていても発熱が気になることがある。以下の検証はいずれも、その付属のケースを付けて行う。裸だと本体の鏡面仕上げに指紋が付くのが嫌でケースを付ける人が多いと思うので。実物を見れば分かると思うが、指紋付けてくださいと言わんばかりに指紋が目立つボディをしている。

ゲーム

CPUに負荷がかかる作業の代表であるゲームで検証(且つ遊び)をしてみた。通信環境を自宅のWi-Fi5、室温はエアコンの冷房27℃で統一した。

  • パワプロアプリ。実は数か月ぶりに遊んだ。

表示レベルは最高に設定した。

現実に存在したら絶望する暴力投手(誉め言葉)を育成できた。かかった時間は50分程。本体背面は、ケース越しで触っても人肌より温かいのを感じる。ただ、手に持つのが厳しいかといえばそうは感じない。手に持って操作できる程度の範囲で発熱を感じた。アプリを閉じて数分画面ロックしておけば発熱が収まったと感じた。

LAWSONで買ったLチキを紙袋越しで持てる人なら気になる程ではないと思う。

  • 原神。スマホゲームで最も処理性能が必要とされる。

iPhoneSE2だと、表示レベルをデフォルトより高く設定すると数分で手に持つのも厳しくなるくらい発熱した。ケースはspigen。iPhoneSE2は今の水準でもハイスペックの部類ではあるが、iPhoneは熱が籠りやすいという弱点を抱えている。表示レベルを全てデフォルトにしても、30分もすれば手に持つのが少々厳しく感じ始めた。それはそれで遊び過ぎを防げる(ポジティブ)。

どうせなので表示レベルを全て最高にした。10分遊んでいると本体が明らかに熱くなっているのを感じる。パワプロアプリを50分遊び続けた時よりも発熱しているのは明らか。自動販売機で買った缶のコーンクリームスープが冷めてきたと感じた時の熱さにあと少し、といったところ。

その後約20分、計30分程遊び続けた。フィールド散策が主で戦闘は2分程度しかなかったが、本体が更に熱くなったとは感じなかった。何なら開始10分くらいが一番熱く感じた。慣れもあるかもしれない。

ちなみにバッテリー残量は、90%が73%になった。

動画再生

これは私にとってスマホのメイン用途。この快適さを求めたのがOPPO Find X3 Proを購入した大きな理由だ。とはいえ外出先でのオンライン再生が主なので、どれだけの人にとって参考になるかは正直疑問。

2021年8月の通勤の時間帯の電車の中は、冷房がかかりつつ換気がされていて、自分が乗る所は暑いとも涼しいとも感じない。30分程動画再生を続けると、使う前よりは熱いのを感じ取ろうとすれば分かる程度に発熱する。パワプロアプリを50分連続で遊んだ時ほどではない。この記事のための検証を意識していなければ、殆ど気にならなかったかもしれない。

冷房を付けていないが窓を開ければ涼しく感じる夕方の状況で約1時間、Wi-Fi5での通信で動画再生をしてみたところ、パワプロアプリと同じくらいの発熱を感じた。やはり夏場は冷房が無いと厳しいようだ。

充電中

残量50%とかで急速充電を開始すると、これまたほんのり温かくなる。感覚では原神の半分もいかないくらい。充電が短時間で済むので、これはあまり気にしていない。

冷房をつけ忘れた部屋での無線充電の方がよっぽど発熱する。それこそ原神並みだった、今年の初夏。

まとめ

高性能CPUは発揮する力が大きいが故に負荷が重くなり、発熱しやすい。これはスマホにせよパソコンにせよ、避けられない問題だ。とはいえ処理性能が高いということは、あらゆる作業がサクサク進むということだ。読み込みに時間を奪われているように感じないのは実に快適だ。特に仕事だと、そういう時間の積み重ねがトータルの生産性向上に繋がる。

ただ、本格3Dゲームガチ勢以外にとってどれだけ処理性能が必要なのかとも思う。同じ端末をメンテナンスせずに使い続けると処理性能は気付かないうちに下がってしまうので予め処理性能が高い物を買うのは全然アリと思うが、出荷時の状態でAntutu Benchmark50万点前後が、価格、性能、発熱、バッテリー持ちのバランスが一番良い気がしている。SnapDragon855、A13 Bionic辺り。

OPPO Find X3 Proの発熱は個人的には許容範囲内。ただこれは、実際にその人の使い方をしないと感覚的に分かりかね過ぎる。心配なら4~5万円くらいのミドルレンジスマホを、ライトユーザーとして1~2年で買い換える使い方をしてもいいと思う。

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