現時点の結論から言うと、次のスマホは物理指紋認証搭載の物にしようと思う。画面内指紋認証は予想以上に不安定だった。この記事がスマホ選びの参考になればと思う。
常にセンサーが働いてはいない
センサーが働く必要のある時間の方が圧倒的に短いので、バッテリー節約のため当然といえば当然かもしれないが、これはデメリットにもなる。本体操作中に指紋認証が必要な時は問題なくセンサーが起動するが、ロック時は必ずしもそうならない。
画面ロック中に指紋認証センサーが起動している時は写真のようにマークが出る。これに合わせ指を乗せればロック解除ができる。本体を持ち上げたり、ズボンのポケットや鞄から取り出すとこのマークが出るのだが、毎回こうなるとは限らない。
マークが表示されない時は、本体右側面の電源ボタンを押すしかない。
指紋認証ができなくなるわけではないが、正直面倒。マークが出ている時のみ指紋認証可能。
お気付きの方もいるかもしれないが、OPPO Find X3 Proは指紋認証センサーの位置が低い。私はホームボタン付きiPhoneを使ってきたため特に違和感は無いが、他のAndroid搭載スマホの指紋認証センサーの位置はもっと高い。人によっては違和感が強いかもしれない。
ケースが原因?
実はこの不便さ、ケースを本体付属のものから別に購入したものに換えてからよく起きるようになった。付属ケースでその現象が起きないわけではないが、忘れた頃にやってくる程度だ。
正確には、別に購入したケースと付属ケースが本体に与える違いによるものなのだろうが、私には付属の方が軽いくらいしか分からない。
ケースを付属のものに戻してみたら早速不便現象が解消された。改めて数日様子を見てみる。ちなみに、指紋認証のマークが表示されている写真2枚はいずれも付属ではなく別に購入したケースを付けている状態。
また、OPPOのColorOSは「端末を持ちあげたら画面オン」「ダブルタップして画面をオン」という操作設定ができる。
これも、ケースを別に購入したものにしていると、設定で有効にしていても実際の操作が効かないことが多い。付属ケースだと、効かなかったことの方が記憶に無い。少し話が逸れるが、指紋認証だけでなくこういうところにも影響が実際に出ている。
スピード
映像なしで伝えるのは難しいが、指紋の中心とセンサーの中心を合わせるように指を置けば問題なく速い。iPhoneのTouch ID第1世代より全然速いが第2世代よりはほんの一瞬遅れる程度。位置がずれると認証に失敗するが、その判定も速いのですぐやり直せるのは地味にストレス軽減。
これはケースが付属のものでも別に買った物でも変わらない。
メリット
画面内指紋認証にもメリットがある。指紋認証センサーが背面、側面のものを手に持ったことがあるが、場所としてはやはり正面が一番使いやすい。指を当てる場所が毎回目で確認できる。背面指紋認証はいつ触れても反応してくれるが、場所を目で確認しつつ触ることが、画面を見ながらだとできない。側面指紋認証もいつでも反応してくれるが、右の親指では使いやすい位置にある。左側面、両側面にセンサーがあるタイプのものを私がしらないだけかもしれないが、手の大きさや指の長さによっては不便かもしれない。
指紋認証が正面下部ならどちらの手で持っても問題ない。最近流行りの全画面スマホで指紋認証センサーを正面に配置するとなると、画面内しかない。センサーが働いていない時に触っても反応しない。正面に物理センサーを配置すると画面が狭くなる。
まとめ
指紋認証、どこに配置されても、あちらを立てればこちらが立たず。
物理指紋認証スマホを使ったら使ったで、画面内指紋認証良い、とか思い始めるかもしれない。
iPhone8 Plusみたいに、画面上下のベゼルが太いことを許容できれば、あれが大画面スマホの最適解になり得る。センサーがいつでも働き、且つ誤操作を防ぎやすい、iPhoneのTouch ID第2世代の優秀さがよく分かった。指紋登録した指で押すだけでロック解除(正確には押しボタンではないが)。
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