OPPO Find X3 ProからPixel 5a に乗り換える?

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実際に買うかは決めていないが、興味を持っている理由がいくつかある。自分がスマホに何を求めているか、また以前より見えた気がしている。

乗り換えを考える理由

2022年2月時点での私のメインスマホは、2021年7月に購入したOPPO Find X3 Pro。初めてのAndroidメインにして超高性能。スマホとしての完成度は物凄いが、気になる点もいくつかある。それらを解決しつつOPPO Find X3 Proの強みを失うバランスを考えて調べてみたところ、多分2022年2月時点での最適解はPixel 5a。

不満点に対し考えている事を記述してみる。

エッジディスプレイ

OPPO Find X3 Proに対する不満点は結局ここに行き着く。見た目の高級感以外にメリットを感じない。スマートサイドバーという、エッジディスプレイのメリットを享受できる機能が一応あるが、個人的には使わない。

何より、フィルムを貼る時のデメリットが痛過ぎる。ガラスフィルムだと折角の6.7インチの大画面の縁が、接着面を隠すように黒で隠れるか、接着剤により折角の有機ELディスプレイが滲むか、私が試したガラスフィルムはいずれもそうなってしまう。しかも画面内指紋認証なので、ガラスフィルムによっては相性が悪く、使い勝手が落ちる。かといってTPUフィルムだと、1mm以内のズレが原因で、やはりエッジ部分が浮いてしまう。なのでPixel 6 Proのエッジディスプレイは私にとってはデメリット。

もう懲りた。Pixel 5aはフラットディスプレイで、店によっては買ったフィルムを貼ってくれるところもあるので、いざとなったらそちらに頼れる。OPPO Find X3 Proにフィルムを貼ってくれる店、私は見付けたことが無い。

画面内指紋認証

先述の通りOPPO Find X3 Proは画面内指紋認証搭載。元サブスマホOPPO A5 2020は背面に、現サブスマホXiaomi 11Tは右側面に指紋認証センサーがある。位置としては正面が一番使いやすいが、速さや安定性はどうしても物理が上回る。何よりフィルムに影響されない。

画面内指紋認証といっても、OPPO Find X3 Proみたいに超音波式ならまだアリ。光学式は光の反射を使っての認証をする仕組みの影響でフィルムと相性が悪い。Pixel 6の指紋認証が超音波式なら、多分Pixel 6を選ぶ。コストカットのためなのか知らないが、惜しい。後継機種に期待。

ロック解除の快適さは使い勝手に直結する大きな要素。一番使い勝手の良い指紋認証はiPhoneSE2のようなTouch ID第2世代。あれ以上の指紋認証を知らない。場所、速さ、安定性、どれも素晴らしい。しかも正確にはボタンではなくノックを返すような振動が起きる構造なので、経年劣化しにくい。ただし画面が本体の割に小さくなる。全画面スマホは使ってみたら快適で、上下のベゼルが明らかに太いものに戻れる気がしない。

Pixel 5aのような背面指紋認証は、仰向けで机に置いている本体を一度持ち上げる必要がデメリットとしてよく挙げられているが、個人的には机に仰向けで置いて使うことはなかなか無い。食事中のスマホは、見るとしたら動画鑑賞くらい。調べものなどの作業をするには、ながら作業は効率が悪く集中力が落ちる。なのでそこまで大きなデメリットには思わない。

バッテリー持ち

事前に分かっていたつもりではいたが、やはり不満に感じてしまう。OPPO Find X3 Pro自慢の超高性能を活かすような使い方というのは全くと言っていいほどしていない。スマホゲームをしたくなったらサブスマホのXiaomi 11Tでするし、家で動画を見たり調べものをしたりする時はパソコンやiPadを使う。メインスマホは連絡で必ず使うので、バッテリーが簡単に減るのは自分の性格的によろしくない。

よく使うと言っていいのは連絡と、外出先での動画視聴くらいだ。それでも、Twitterなどを中心に1日1時間程度使っただけでもバッテリー残量が80%前後になることが多い。

メインスマホは、1台だけ持って行くならこれ、という程度にはまとめておきたいが、超高性能は私には無用の長物な気がする。

通知がやや不安定

地味に気になる。基本的には遅延なく通知が鳴るが、GmailやLINEの通知が数十分遅れることが不定期に起きる。調べても原因や解決方法は分からなかった。iPhoneを使っていた頃は、このような現象は一度も確認したことが無い。

乗り換えたら乗り換えたで…

処理性能が落ちる

Snapdragon888とSnapdragon765Gの処理性能は比較対象にならない。AnTuTu Benchmarkの点数で言えば倍近く差が出ることだってある。

ただし、Snapdragon888の、AnTuTu Benchmark70万点越えするような高い性能を活かす使い方は、先述の通り私は全くしていない。性能が高い分にはいくらでも構わないが、ここまで来ると正直使い道に困る。調べによると、Pixelのような純正Androidは最適化の影響で数字以上の動作をしてくれる。スマホの高性能が本当に必要なら、サブスマホのXiaomi 11Tがある。AnTuTu Benchmarkで60万点越えしているので、性能的には大方対応できるはず。

所有欲

これは既に満たされた気がするが、いざ手放したら気になる気がしないでもない。一応触れておく。

物理SIM+eSIM

OPPO Find X3 Proは物理デュアルSIMだが、PixelのデュアルSIM対応機種は今のところいずれも物理SIMとeSIMの組み合わせ。私はメインSIMにahamo、サブSIMにpovo2.0を使っていて、いずれもメインスマホのOPPO Find X3 Proに物理で差している。サブSIMを活用した試しは今のところ無いがpovp2.0は基本料金無料なので持っておく。eSIMを使ったことは無いので推測だが、SIMカードは物理の方が使い勝手が良いと思っている。差し替えがすぐできるから。差し替えることなんて本体乗り換えの時くらいだけど。

iPhoneにしないのか?

結論から言うとしない。Androidはパソコンの外部ストレージ代わりになり、ファイル管理をWindowsに近い感覚でできる。これが地味に助かるし、既に何度か助けられた。

他にもキーボードの使いやすさなどのメリットはあるが一番はファイル管理。iPhoneでもできなくはないが手間がかかる。管理に手間をかけるのは管理のための管理をしているようで本末転倒。このメリットを享受できない限り、私はもうiPhoneをメインスマホとすることは無いと思う。キーボードとファイル管理のメリットがAndroidと同じになったらあり得る。それが起きるかは知らない。

一応元システムエンジニアなので(使い物にならないお荷物社員だったけど)、ファイルをコピーしたり移動させたり、といった扱いをすることには慣れている。

まとめ

結論という結論が出ていない状態で書いた記事なので脱線しつつ長々となってしまった。そろそろまとめる。

使わなくなったスマホは売る

私の手元にある物だと、iPhoneSE2、OPPO A5 2020はもう確実に使わないので、売る。調べてみたらイオシス、じゃんぱら辺りが良さげ。相場観はある程度掴んでから売りたい。

OPPO Find X3 ProはPixel 5aに限らず、乗り換え先を決めて購入し、移行作業が一通り完了したら売る。乗り換えのための原資。

もしPixel 5aに実際に乗り換えたとして、例えばPixel 7(?)が発売されてこれ欲しいとなったら、Pixel 5aは売るだろう。本当にそうなるかは今はまだ分からない。

売るなら早い段階で売る

物の適正価格は需要と供給のバランスで決まる。特にスマホは2~3年で買い換えられやすく、またセキュリティの事も踏まえると使える年数は実質制限がある。そうなると価値は刻一刻と低下していると言っていい。iPhoneはAndroidより値崩れしにくいので、スマホ乗り換えのための資本としての価値は高い。

足るを知る?

大袈裟に聞こえるかもしれないが、スマホに対し「足るを知る」ような感覚が芽生えた。それができたのなら、OPPO Find X3 Proは高い買い物ではあったが決して無駄ではない、今後の物差しとしての価値ある買い物ができたのかもしれない。

OPPO Find X3 ProとPixel 5aはそもそもの方向性からして比較対象になるような2機種ではない。サクサク動作とかバッテリー持ちとか、単純な性能の高さとは別の体験を私は求めているのかもしれない。任天堂の「枯れた技術の水平思考」みたいな。

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