iPad Air 4を約3ヵ月使っての感想

iPad

iPad Air 4を読書、勉強のために購入し、使い続けて3ヵ月近くになるので、現時点での感想を書いてみる。事前に用途を決めないと使わなくなりそうな物なので、買い物の参考になればと思う。ゲームはiPadではやっていないので分からない。

注意

  1. 事前に用途を決めること(最重要)
  2. Wi-Fiモデルを購入すること

iPadに限らず、タブレット端末購入にあたっての注意点はそれだけで記事にできそうなくらい話が長くなるので、本記事では取り敢えず結論部分だけ伝えておく。私がiPadを購入したのは読書と勉強のためで、細かい使い勝手を考えるとiPadが一番目的に適っていると判断した。

紙が減る

左から、Kindle、Apple Books、GoodNotes 5

まず感じるメリットはこれ。本を購入しても場所を取られなくなった。勉強用ノートをいくら使い分けても場所を取られない。管理の手間が殆ど無くなった。

考えてみたら、使っていない物のために場所を取られるのは勿体ない。片付けのためには捨てたいけどまた読むかも、という心配はもう必要無い。

私もかつては「本は紙でないといけない」と思い込んでいた。学生の頃までは本を殆ど読まなかったが、社会人になってから徐々に本を読むことが増えた。読みたい、気になる本が増えた。とはいえ本を置ける場所などあまり無く徐々に場所が圧迫されたため、電子書籍に切り替えようと段々と思うようになった。わざわざ本屋に行ったり、注文して荷物を受け取ったりする必要がなくなった。読書のための手間が省けたということだ。これは習慣づけにおいて馬鹿にならない。

iPadを買う1ヵ月くらい前に簿記の勉強を始め現在もしているが、板書用、問題回答用、模擬試験解答用と全く嵩まらない。

操作方法など最初は戸惑う事があると思うが、慣れれば寧ろ快適にさえ感じると思う。

読書

私が利用しているのはKindleとApple Books。Apple Booksは元々iPhoneで漫画を読むのに使っていたのだが、大きい画面で読みたいと思うようになった。Kindleを使うようになったのはApple Bookより3年くらい後。Kindleで購入すると安くなることを知らなかった。Kindle Unlimitedの存在も知らなかった。知らないって怖い。

ペーパーライクフィルムたる物を貼ると目に優しい(と感じる)のでオススメ。高光沢タイプはゲームや動画鑑賞には向いているが私がiPadに求めるのはそれではない。表面を触った感触は紙に近いと感じた。ツヤツヤではなく、少しザラザラした感じ。指紋や皮脂は殆ど付かない。見た目も紙の本に近づく。

学生の頃までは殆ど本を読まなかった私が、社会に出て働くようになってから色々あり、色んな事を知りたい、知らないといけない、と感じるようになった。自分の無知さを感じるようになった。本にはただの知識だけではなく、書いた人の知恵が詰まっている。

最近はYouTubeの「本要約チャンネル」など、本の内容を要約してくれた情報を入手することができ、私も時折活用してはいるが、依存しないようにしている。自分にとって本当に大事な、意味のある部分はどこか、そもそもあるのか、その辺りは自分で読んで認識できないとただの受け身になってしまう。勉強だけでなく仕事でも、読解力が必要な状況というのは多々ある。もっと言えば、小説的読解と評論的読解が入り混じるものだと思っている。両方とも必要で、鍛えるには文章を読むしかない。質を気にする前に量をやらなければ、質は上がらない。

その本を読むための障壁が一気に下がった。これが本当に大きい。習慣に無かった読書が気軽にできるものになった。

個人的には、スマホ・タブレットに使えるスタンドを使用しながらの読書を勧める。手に持つ負担が無くなりつつ、上体が前傾姿勢になりやすい分集中力が上がる。

勉強ノート

先述の通り簿記の勉強を始めた。教科書を一冊読んでみたが、やはり読むだけでは理解と記憶定着に限界がある。思い返せば学校の勉強でも、方法は結局「書く」ことが一番多かった。タブレット端末用ペンシルは色々あるが、私は素直に純正のApple Pencil 第二世代を使っている。本体側面に磁力でくっつけて無線充電しつつ、そこが定位置になるので便利。摩耗する先端部分の替えは必須。

私が使っているGoodNote 5というiPadアプリは980円するが、正直言っていくらなんでも安過ぎる。ノートをフォルダ毎に分けて管理できるし、各ノートのページ数は無限。ボールペン、消しゴム、マーカー、簡単な図形、コピー・カット&ペースト(これが一番助かる)、欲しい機能が一通り揃っている。それなのに取られる場所は1ミリも増えない。荷物は1グラムも重くならない。神。

詳細を書きだしたら止まらないくらい、金額を遥かに上回るメリットを感じている。

私はペン本体とインクの色、持ちやすさ、書き心地が気になることが多く文具を変えることを繰り返し現在使っている物に行き着いた。そんな私でも、1つしかないのなら気にならない。Apple Pencilは強いて言えば持ち手の部分が柔らかくあって欲しいが、そこは力加減の問題と解釈している。

書き心地に最初は違和感を覚えたが、徐々に慣れた。色んな手間が省けたので、勉強に集中しやすくなった。フィルムはこちらもペーパーライクフィルムがオススメ。受験生の時に欲しかった。

動画鑑賞

一応YouTubeなどの動画アプリを入れてはいるのだが、読書・勉強のためのペーパーライクフィルムは画面が少しぼやけるため、動画鑑賞とは相性が良くない。見れない画質とは感じないが、パソコンの方が画面が大きくて見やすいし、スマホの方が手軽に操作できる。

思った以上に中途半端な位置づけになってしまっている。パソコンを持っていなくて、動画鑑賞をしたい人ならフィルム次第では快適に感じるかもしれない。

ブラウジング

これもスマホとパソコンの中間で、使い心地は中途半端。画面の見やすさや情報の網羅性を求めるならパソコンを使えばいいし、手軽さもやはりスマホに分がある。

イラスト

ブログなどのために簡単な絵を描く用に、ibisPaint Xというアプリを使っている。あいにく絵心という絵心が無いので大した絵などとても描けない。どこをどうしたいという発想すら湧かない。線や色の種類が無料でもかなり豊富なのは確認できたので、自分なりに描きたい物は何とかなりそう。

同一のiPadでもGoodNotes 5とibisPaint Xは操作の仕方が違うので、そこを結構間違える。特に線を消したい時。ペンを当てた部分だけ消せるか、消しゴム感覚で消せるか、線ごと消せるか、一長一短。

まとめ

使っていて、スマホのメリットとパソコンのメリットをそれぞれ中途半端に感じるようなら、使う道具を間違えているかもしれない。

中間だからこそ、書籍、ノート、キャンパスとして有効に使える。それを感じられない人は、いっそ売却していいかもしれない。Apple製品はリセールバリューが下がりにくいので、そこまで考えると実質の金額に対し得る体験が濃くなる。

タブレット端末は、iPadかiPad以外か、くらいに思っていいほどiPadが最強。

コメント

タイトルとURLをコピーしました