2022年3月のApple Eventを見てみた

噂されていたiPhoneSE第3世代などの発表があった今回のApple Event。今のところ購入予定は無いが楽しみに確認した情報なので、簡単に整理してみる。買い物の参考になれば嬉しい。

iPhoneSE第3世代

色んなYouTube動画やらネットニュースやらで、噂やリーク情報をまとめられていた、iPhoneSE第3世代。前回の第2世代から2年で後継機種発売となる。第1世代から第2世代は4年空いたので、やけに早く感じる。過去のコンセプト同様、現時点でのiPhoneの最新CPUを古い形状の筐体に入れた物になっている。

AppleにとってのiPhoneSEとは初代の時点では、サイズ感のことなのか部品を使いまわす廉価版のことなのか、どちらにも解釈できたが、第2、第3世代と見ていくと廉価版で間違いないのだろう。初代SEに使われた5sの筐体はおそらく生産ラインが既に解体されていて、また生産ラインを整えるとコストが余計に高くつく、なんて推測を自分の中でしていたりする。

今回の第3世代はiPhone13シリーズと同じA15 Bionicを搭載し、バッテリーが第2世代より長持ちするようになったとのこと。第2世代は実際に数か月前まで使っていてバッテリー持ちに心許なさを感じていた。ここは体感できる改善ポイント。

画面サイズは4.7インチで、今のスマホにしては小さい。最近はスマホでできる公式コンテンツ鑑賞が増えたこともあり、よく利用する人にとっては正直画面が小さいと思う。かく言う私は、視力は両方とも裸眼で1.5以上ある（調子が良い時は2.0も見える）のだが、4.7インチはコンテンツ鑑賞には正直小さい。比較対象が4インチとかならこれでも大きくなったと感じるのだが、6インチ代のスマホを一度使ってしまうとどうしても小さく感じる。外出先で荷物を増やさないようにしつつコンテンツ鑑賞したい私にとって、画面サイズは6インチ代がメディア視聴、操作性、携帯性のバランスが取れている。スマホを連絡くらいにしか使わないなら4.7インチでも構わないだろう。

よく考えてみたら、かつての折り畳み式のガラケーの画面サイズは3インチ代。「コンパクトサイズ」の基準が大きくなっている。

iPad Air 5

私が現在使っているiPad Air 4と比べ、米ドルなら価格据え置き、日本円なら5,720円増で、なんとM1チップ搭載。要するに強化版が登場。Proモデルの存在意義が薄くなってしまわないかというくらいのコスパモンスター。iPadの中でもAirシリーズはバランスに優れている印象だったが、Appleは自社製品のパワーバランスを崩そうとしているのか？

手持ちのiPad Air 4（CPUはA14 Bionic、iPhone12シリーズと同じ）のAntutu Benchmarkを測定してみたところ、78万点を超えた。どうりでサクサク動いて快適なわけだ。

M1チップによりCPUの処理速度が約60％高速化するそうなので、単純にCPUのスコアだけを1.6倍にしても合計スコアは91万点を超える。ここまで来ると最早違いを体感できないし使い道に逆に困るが、処理性能が低くて困ることはあっても高くて困ることは無い。発熱とバッテリー持ちに悪影響さえなければ、デメリットになる事は何も無い。とはいえ蓋を開けてみないことに分からないが。

Antutu Benchmark78万点超えというのは、私がつい先日までメインスマホとして使っていたOPPO Find X3 Proと同等。

私がiPadでしている事は読書、勉強、動画鑑賞が主でゲームはSwitchかサブスマホで遊ぶので、これだけの高性能を活かしきることはきっと無い。動画編集をすることになったとしても、きっとパソコンで覚えることを優先するだろう。ただしiPad Air 4からの買い替え先の選択肢で困ることは無くなった。

iPhone13/13 Proの新色

「アルパイングリーン」という色の名前を初めて聞いた。色に詳しくない私はパッと見で「緑」「グリーン」という具合に大雑把にまとめてしまうだろう。色の違いを目で見て識別はできても知識が全く伴っていないので。

色やデザインに関しては個人の好みなので、心が動いて購入する人はいるかも。個人的にはiPhone13シリーズだとProモデルのシエラブルーが好き。

凄いパソコンと凄いモニター

M1 Ultraというチップが開発されその凄さが説明されていたが、凄過ぎて逆によく分からなかった。モニターにA13 Bionic（iPhone11シリーズ、SE第2世代と同じ）を埋め込むというのも、凄い事目指してるんだなぁ、くらいにしか分からなくなってしまった。

私はWindowsユーザーでMacを買う予定は無いが、Macで動画編集やガチゲームをするような人には刺さるのだろう。私がこの凄いパソコンと凄いモニターの何が本当に凄いかを理解できるようになるのはまだ先の話のようだ。

買うとしたら…

冒頭で述べた通り今のところ今回発表されて新製品の購入予定は無いが、あるとしたらおそらくiPhoneSE第3世代。副業の連絡用で使うことが将来的にあるかもしれない。スマホを連絡くらいにしか使わない人にとってiPhoneSEは、こういうのでいいんだよ、な存在だと思う。