急速充電の沼を抜け出した話

ガジェット

最近は急速充電の技術が普及してきている。そのこと自体は素晴らしいが、同時に落とし穴がある。私がどのように落とし穴にハマりどのように抜け出したと自分では思っているか、についてまとめてみたい。

沼にハマったきっかけ

OPPO Find X3 Proの急速充電に感動を覚えた話 | C.リスタルのブログ (talblo-writing.com)

OPPO Find X3 Proは付属の充電器とケーブルを使い、急速充電ができる。その前は無線充電を使っていたため、そのあまりの速さに感動した。ケーブルを抜き差しする手間を遥かに超えるメリットがある。

外出先でモバイルバッテリーを使って充電することがあり、そのモバイルバッテリーが出力18Wであることが物足りなく感じるようになった。外出先でこそ急速充電のメリットが大きいのではないだろうかと考えた。

AUKEY製のモバイルバッテリー
大きさはこんな感じ

ガジェットポーチに入れて持ち運んでいて荷物に感じるほど大きいとも重いとも思っていないが、この更に上の性能を求めるようになった。

PowerCore III

出力60W以上のモバイルバッテリーは無いか調べて、Anker製のPowerCore IIIという物を知った。デカくて重くなるけど容量が大きくて充電が速い。メリットとデメリット、それぞれの項目として何があるかは分かっていた。それをどう感じるかは使ってみてのお楽しみ。

OPPO Find X3 Proを購入したのはヨドバシドットコムで、ポイント還元率が10%あったので、そのポイントを使ってまたヨドバシドットコムで購入した。

出力65Wの充電器、みんな大好きType-Cケーブル、バッテリー本体を入れられる袋が同梱されている。こういうところは流石Anker。

スマホへの充電が速くなった

これは間違いない。

PowerCore IIIの出力は最大60Wといっても、実際Type-Cポート単体では最大45W、3ポートの同時出力が最大60Wなのだが、それでも18Wより明らかに速い。

バッテリーへの充電が減った

容量が倍近く大きくなったので、モバイルバッテリーの残量をあまり気にしなくてもいい。個人的にはそれでも使ったら帰宅後に充電したくなる性格なのだが、忘れても特に問題にならないくらいの余裕がある。

私が外出先で充電することがある物はスマホくらいで、イヤホンやタブレットの充電は家で行う。よって感じたメリットは事前に期待していたこの2点だけで、それ以上の恩恵は特に無かった。

デカい

事前に実物を見て分かっていた事ではあるが、デカい。

6.7インチディスプレイの全画面スマホOPPO Find X3 Proを2枚重ねにしたような大きさ。

私が使っているガジェットポーチにはこれでも意外と余裕を持って入れられるので、これはそこまで問題には思えなかった。

重い

重さ約422g。スマホの2倍以上の重さがあり、流石に重い。AUKEY製のは約227g。荷物全体の重さでいえばスマホをもう1台持つようなもの。

スマホを充電するためにガジェットポーチを鞄から取り出し、ガジェットポーチからモバイルバッテリーを取り出し、ケーブルを挿すためにモバイルバッテリーを一度手に持つ。いちいち重い。

予想以上に重さが気になった。心なしか、鞄が重くなったようにさえ感じた。メリットが見合っていないのではないか、と使っていて感じるようになった。

急速充電自体はメリット

過去記事でも言及しているように、充電が速いことは明確にメリット。バッテリーへの負荷の心配はあるが、付属の純正充電器と純正ケーブルの組み合わせなら負担を抑えられるようだ。

充電のために取られる時間が短く済めば、外出の支度をしている時間だけで充分な充電だって期待できる。夜に充電を忘れても取り返しは充分可能。

モバイルバッテリーはあくまで予備

モバイルバッテリーをどうする以前に、そもそもこれだろうという思想に回帰した。バッテリー持ちが長ければモバイルバッテリーを使わずに済む。iPhoneSE2やOPPO Find X3 Proはバッテリー持ちが良くないため、モバイルバッテリーも同時に欲しくなる。今使っているPixel 5aはバッテリー持ちが長いため、モバイルバッテリーは持ち歩いてもAUKEY製ので予備として足りる。どうせ出番は少ない。

充電するタイミングも、食事中とか徒歩での移動中とか、車を運転している人なら運転中とか、タイミング自体はどこかにあるはずだ。

ということで、外出先に持って行くモバイルバッテリーはAUKEY製のに戻した。Anker製のPowerCore IIIは、防災用として家に保管しておくことにした。貯めたポイントで購入した物なので実質損はしていない。

バッテリー持ちの長さは正義

Pixel 5aはバッテリー容量が4,680mA/hと、Pixel史上最大。比較対象が比較対象だけに、バッテリー持ちの長さを物凄く感じる。

無線充電や急速充電は確かに便利なのは間違いないが、そもそも本当に使い勝手の良さに直結するのはバッテリー持ちの長さである。Pixel 5aは同梱されている充電器とケーブルでできる充電速度は18Wのため、モバイルバッテリーがPowerCore IIIより出力の劣るAUKEY製のでも実質デメリットになっていない。

そもそも、確実に充電するタイミングというのは夜寝る時なので、夜充電し忘れたことが無い私にとって実は、少なくともスマホやイヤホンには無線充電や急速充電は必須ではないのかもしれない。ノートPCは流石に充電速度が欲しいが。

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