モバイルSuicaを約1年使った感想

電車で通勤・通学をするとなると定期券が必要だ。Suica、PASMOに定期券の機能を持たせて利用する人が多いと思うが、おサイフ付きスマホでも利用できる。どちらを使うか考え中の人、切り替えようと思っている人の参考になればと思う。

私自信は2021年6月現在、iPhoneSE2のおサイフ機能を利用してモバイルSuicaに定期券の機能を持たせて通勤している。大学生の時に初めて定期券を持ち、社会人になってからも同じSuicaカードを使い続けた。モバイルSuicaを利用することで荷物を減らせるメリットがどれだけあるか切り替えたのだが、結局また物理カードでの定期券に戻ろうと思っている。というか、この記事を書いている期間中に戻した。戻るといっても、今度はView Suicaカードだ。定期券とSuica機能が内蔵されているクレジットカードなので、これもこれで別記事を書きたい。

モバイルSuicaの一番のメリットは、券売機を使うためにわざわざ外出しなくても定期券の新規購入・継続、Suicaチャージの手続きができてすぐ反映される点にある。この機能は使ってみて大変便利だった。だが、定期券の手続きをする機会なんて年に何回あるのか。毎月定期券を更新しても年12回。半年毎の更新なら年2回しかない。恩恵を受けられない日の方が圧倒的に多い。定期券の更新は期限が切れる10日前からできるうえ改札機に期限の表示もされるため、ある程度余裕を持てる。Suicaチャージにしても、Viewカードならオートチャージを使える。券売機を使わなくてもいいメリットはそこまで大きくない条件を図らずも自分で整えてしまった。

荷物を減らせるといってもカード1枚。私は定期券を定期券ケースに入れて使っていた時、休日に電車で外出し翌日定期券入れを元の位置に戻し忘れたことがある。これがモバイルSuicaに興味を持つきっかけとなった。当時リング付きスマホケースを使っていたので、カードが入るスマホケースを使う発想は捨てていた。定期券入れに使えるポケットのある財布を使えば、財布を忘れなければ定期券も忘れない。財布を忘れるダメージは大きいが、忘れない意識を向ける対象が少なくなると忘れにくくなるはずだ。メリットは確かにあるのだが、それを補う術もある。

日常の買い物の支払いにSuicaをよく利用する人なら、スマホがネットに繋がってさえいればいつでもどこでもチャージできるメリットは間違いなくある。一時期試しに店での支払いをSuica最優先にしてみたところ、クレジット払いよりも決済にかかる時間が短い。これはとても快適だった。私が通退勤や私生活で利用することの多い店はSuicaが使えたり使えなかったりで、一方クレジットカードは使えない店の方が少ない。クレジットカード最優先にする方が支払い方法を気にする手間が少なく済むので、結局クレジットカード決済メインに戻った。とはいえSuicaが使える場面ですぐ取り出して使えるため、これは持っていて損はない。ViewカードのSuicaオートチャージ機能は改札機を通る時のみ働くため、モバイルSuica本来のメリットはここではないかと思う。しかもオートチャージ機能はSuicaアプリで設定しても使える。

ここまでモバイルSuicaをあまり評価していないような内容が多いが、デメリットが言う程大きいとは思わない。別に後悔はしていない。これはこれで色々気付くきっかけになった。得られたメリットは特別大きくはなかっただけ。ViewカードはViewカードで、JRE POINTをチャージ金額に変換するにはVIEW ALTTEというATM(?)を使う必要があり、オートチャージの設定変更もそこでしか行えない。住む場所や行動範囲によってはメリットを受けるための手間が多い。

長々とした記事をここまで読んで頂けるような方ならもうお気づきだろう。結局好みの問題である。強いて言えば、モバイルSuicaを利用しているとスマホ乗り換え時に手間が増える。

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