私がプロ野球の試合は主に虎テレとDAZNで見ているが、DAZN値上がりをきっかけにスカパーに興味を持った。スカパー一本化でも出費は増えるがその価値はある気がしているので、考えている事をまとめてみたい。
虎テレ
阪神タイガース公式の動画配信サービス。
一軍、二軍の全ホームゲームを視聴でき（ファーム日本選手権は除く）、一軍は相手が巨人、パ・リーグならビジターゲームでも視聴できる。春季キャンプ中継も視聴できる。入団会見などの特典映像も視聴できる。アーカイブに過去の映像が大量に保存されている。見逃し配信も対応。
遅延時間は約1分間あるが、これで月額660円は安い。
たまに無料公開されることがあり、そうなるといつもサーバーが重い気がする。機材トラブルなどで映像が乱れたり表示できなくなったりすることが年に何回かあるが、こういったデメリットは料金が安いが故に許容する心が必要なのかなと、過去4年ほど利用していて思う。
登録、解約は簡単に行える。
DAZN
野球だけではなく、サッカーやカーレースなど色んな競技を視聴できる。とはいっても私は野球中継視聴にしか使っていない。野球中継の場合、遅延時間は虎テレと同じく約1分間、ただし阪神主催試合は約5分間。虎テレを併用している最大の理由はこれ。
月額1,925円、年間パックで19,250円だったのが、2022年2月22日からは月額3,000円、年間パック27,000円に値上がりした。複数競技の視聴に使っている人ならまだしも、私のように野球中継視聴にしか使っていない人にとっては割に合っているのか疑問に思えるだろう。
肝心の阪神主催試合は遅延が5分間もあるのは長過ぎるし、広島主催試合に関してはかつて放映されていたがもう放映されていない。中日主催の巨人戦はたまに放映されない。日本シリーズは放映されない。値上がりに伴い、DAZNのデメリットが余計に目立つように感じてしまった。試合中継映像がなかなか流れなかったり、読み込みに時間が掛かったり、映像が試合中に止まったりする現象に年に何度か遭遇する。
解約してもサブSIMとして使っているpovo2.0のトッピングの7日間パック（770円）でDAZNを利用することはできるので、解約後に使いたくなった時が来れば対応しようがある。アカウントを新しく作る必要はあるが。
現在利用している年間パックの有効期限は2022年4月20日まで。翌日以降の自動更新はしない手続きを既に済ませた。4月中にpovo2.0のトッピングでDAZNを利用することはあるかもしれない。
スカパー！プロ野球セット
気持ち的にはこれ一本に乗り換えようと思っている。
月額は、基本料金429円、チャンネル月額料金4,054円、合計4,483円。申し込み月は無料だが、それでもなかなかのお値段。
全12球団の一軍・二軍の全試合、オープン戦からクライマックスシリーズまで視聴可能。キャンプも、フェニックスリーグも見られる。日本シリーズは全て見られるとは限らないが地上波がある。日本人選手メインでMLB中継を見られることだってある。
見たいプロ野球の試合をこれ一本で殆ど見られるのは大きな魅力で、しかも遅延が無い。テレビで見るにはアンテナの用意などが必要らしいが、スマホアプリなら通信環境さえあれば見られる。データ通信容量は、標準画質でも1時間で1GBも消費しないらしい。
料金は高いが、それに見合っただけのものを提供してくれるのではないかと見込んでいる。今以上の快適さを見込める。私が申し込むとしたら最短で2022年５月。申し込み月無料なので、やらない理由は無い。
差額
プロ野球の公式戦があるのは、予定通りなら3～9月にレギュラーシーズン、10月にポストシーズン、ということが多い。春季キャンプは2月。日本シリーズは早いと10月中に終わるが、11月まで続くこともある。スカパー！に3～11月まで加入すると仮定する。
まず初月は無料。これは解約後の再加入でも適用されると、公式が回答している。実際は4～11月の8ヵ月間の料金を支払うことになる。そうなると、支払う料金は
4,483円 × 8ヵ月 = 35,864円
なかなかのお値段。同じ期間に虎テレとDAZNに加入したとすると、
(660円 × 8ヵ月) + (3,000円 × 8ヵ月) = 29,280円
差額は6,584円。11月にDAZNに加入しないとしても9,584円。
論点は、趣味であり生活の一部である事のために、1年間で今より1万円高い出費をできるか、ということだろう。これは個人の価値観の話でもあるので正解を定義することはできないが、個人的にはアリ。他の固定費で年間1万円削れるなら自然と差額分の金額を抽出できてるから。私の場合、洗顔料と化粧水を変えてみて自分にあっているように感じられるので、その分だけで年間1万円以上の差額が発生する。随分背伸びした化粧品を使っていたようだ。出費が変わらず満足度が上がるなら、ステルス値上げならぬステルス値下げのようなもの。
2月のキャンプ中継は虎テレで見るつもりで、正直他球団のキャンプまで見ることは考えていない。今後このような利用方法で、プロ野球ファン生活を楽しもうと思っている。
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