サングラス通勤

仕事

夏の東京の、通勤の時間帯にして暴力的な日差し。ビルや道路のコンクリートによる熱反射が相まる。1社目の時に感じていた夏の東京を思い出した。これは通勤にもサングラスが欲しいと思ったのでまとめてみる。何かしら参考になれば嬉しい。

手持ちのサングラスで対応

いきなり結論から言うと、私は手持ちのサングラスを通勤中にも使うことにした。サングラスといってもレンズは色付きではなくクリアレンズ。3年くらい前にサングラス兼PCレンズとして購入したもの。OAKLEY製。装着時のずり落ち防止のために、ツルにシリコン製の滑り止めリングを付けている。

屋外でマスクと共に着用すると夏でもレンズが曇ってしまうので一昨年~昨年にかけては夏でも通勤中は着用していなかったが、東京の都会の街中ではそうも言ってはいられない。東京の夏の日差しは暴力的。大都会故の代償か。

通勤中というかスーツと共に着用しても見た目として違和感や怪しさが出ないような物がないか調べてみたり、店に行って探してみたりはしたのだが、スーツと共に、という点でどうしても色付きレンズは日本人的感覚で見た目の厳つさが伴う。まだマスク着用しなけらばならないので、下手すると不審者のような雰囲気が出てしまう可能性もある。それは面倒なので流石に嫌。

本当は色付きレンズを使いたい

4年くらい前に購入した、同じくOAKLEY製のPRIZMレンズというサングラス。スポーツ選手が試合中に着用するようなデザインだ。購入した2018年時点ではその2年後からのマスク社会到来なんて露ほども想像してもみなかった。高い買い物だっただけに、仕様する機会が減って困っている。

とはいってもそもそもスーツ+一目で分かるスポーツサングラスという組み合わせ、それをしている人を見た記憶は無いが、私でもそれだけでどこか距離を置きたくなりそうだ。

ただ、色付きレンズの方が日差しを遮れる分、感覚として目への負担は軽くなる。だからといって色が濃過ぎると「瞳孔散大」という目の現象により目に入る光の量が多くなり、その状態でサングラスを外すと目への刺激が一時的ではあるが強くなってしまう。実は色の濃いレンズのサングラスは注意が必要なのだ。濃過ぎないように注意されたい。

マスクもサングラスも顔が隠れるので、見た目の怪しさが出る要素を完全にゼロにはできないだろう。相手から目が見えるくらい色が薄いレンズならまだマシな気はする。ただ、これを使いたい、と思える物は見付からなかった。だからといって手持ちのクリアレンズサングラスがあるのにそれすら使わないでいるうちに目が紫外線を直接吸収する量が多くなり過ぎて目や皮膚に影響が出てしまっては後の祭り。なので新たに気に入るサングラスは気長にじっくり探すとして、それまでは手持ちのサングラス兼PC用のクリアレンズを使用する。

マスク社会前で、購入直後の2019年夏はそうして過ごしていた。レンズを曇らせないマスクと眼鏡の着用の仕方と呼吸の仕方は、自然と身に付いた。

私服勤務なら色付きサングラス?

私が勤めている会社はスーツ勤務。細かい規程までは特に無いのだが、男性はスーツ。私服で通勤・勤務できたら、私は間違いなくPRIZMレンズを着用して通勤し、勤務中はクリアレンズの方に切り替えるだろう。

と言いたいところではあるが、やはりご時世がご時世、マスクが色付きサングラスにとって見た目の足枷にどうしてもなってしまう。また、サングラスを2つも持ち歩くのは正直荷物。

私はCADを使った設計の仕事をしている。識別のために色を分けて線を引くことはどうしても必要なので、色付きレンズがそれだけブルーライトカットできたところで、仕事中に使うことはするにできない。そう考えると、優先順位が高いのはクリアレンズ。仕事中に関してはマスクを着用しているいない以前の段階の話である。

仕事の内容や規則次第では、色付きのサングラスを着用したまま勤務できるのだろうか?

日本人のサングラスへの抵抗感

少し話が変わるが、日本人はサングラスに対する抵抗感が強い傾向にある、という話を聞いたことがある。一方、欧米の方ではマスクへの抵抗感が強い傾向にある。これはコロナ関連のニュースなどで見た方も少なくないのではないだろうか。あくまで傾向の話ではあるが、そういう面がそれぞれある。

これはコミュニケーションの取り方の違いによるものであるとされる。人と人が対面で話す時が特にそうなのだが、日本人は目を中心に、欧米人は口を中心に表情を作り、お互いにそこを中心に表情を見るとされている。他の地域での傾向までは生憎知らない。

また、「言外意味」と呼ばれる、直接言葉として表現されない意味が含まれる文章は、東側の国ほど多く、西側の国ほど少ない傾向がある。「外国人は物事をハッキリ表現する」というかなり偏った断片的イメージが何故か随分と一人歩きしている気がするが、決してゼロヒャクな話ではない。西側の国の言葉でも遠回しな表現は、やろうと思えばいくらでもできる。好まれないだけ。

対面でのコミュニケーションで言外意味がどこに現れるかといったら、一番は見た目。コミュニケーションに影響を与えるのは、言語情報7%、聴覚情報38%、資格情報55%だとする「メラビアンの法則」というのを聞いたことのある方もいるのではないだろうか。

これらの理論を照らし合わせると、日本人がサングラスに対し抵抗感を覚えたり、物珍しいかのように思う人がいるのは別に不自然な話ではない。結果的にそうなるだけ。なので、私がスーツと色付きサングラスの組み合わせについて何をどう考えたところで、日本では色眼鏡で見られることは避けられないと思っておいた方が良いだろう。

幸か不幸か、と言っていいのか分からないが、日本人は昔から眼鏡の着用率は世界的に高い方。マスクをしていてもいなくても、サングラスは色付きよりクリアレンズの方が何かと無難なのだろう。そう考えると、買っておいて良かった。目から入る紫外線も日焼けやシミに繋がるようなので、夏の季節のサングラス着用自体はオススメ、というか寧ろして欲しいくらい。

きっかけ

私は大学生の時、夏休みの日中に外で色々と作業をする機会があり、その時たまたま持っていたサングラスを着けて作業に臨んだ。他の人は誰一人着けていなかったが、当時の若かりし、というか垢抜けない私はそういうのを今以上に気にしていなかった。

以降、特に夏の時期のサングラスは使うものだとずっと認識している。

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